潜入!? 木津卸売市場・・・女王、魂の叫び!!

てぽぽ

2008年12月31日 13:56


12月29日投稿記事 「決意!!女王、新天地へ立つ」 の続きです。
まだお読みでない方は、そちらを先に読んで頂ければ、より分かりやすいかと思います^^



「ふぅ~~」

早変わりの術で、普段の、下は赤のジャージ、上は緑のスカジャン!とゆう、今、
ちまたでもっともナウいとされている格好に着替えた私は、再び市場に到着した。

「ゴクリッ…」

でっかい敵を目の前にした私は、深く深呼吸をした。
一歩、そして、一歩、確実に大地を踏みしめ、市場へと入っていった。
まずは、青果コーナーがひろがり、数々の商店が、点在していた。
そして、さまざまな野菜や果物が顔を揃えていた。

「むむ!レンコン一本…298円!?」

敵は、なかなかの威圧的な態度…普通ならありえない値段だ。
スーパーなら半分で300円はする品物だ。
いきなりの、市場ならでは、激安カウンターパンチをくらった私は、よろめきながら、鮮魚コーナーへと非難した。
そして、おっかなびっくり、次に目に飛び込んできたのが

「マグロ、生食用・短冊400円!?」

私は魚の事は、そない詳しい方ではないほうだ。
しかし、同じような品物を、某スーパーで見掛けた時は、倍の値段はしていたと思う。
再び、激安・そして新鮮攻撃を受けた私は、もはや、乾物コーナーへ逃げるしかなかった。
さっきまでの、しっかり大地を踏みしめていたはずの私の足取りは、いまや、
生まれたての子馬さんの様に、よたよたと弱々しくなっていた。

そして、一件の乾物屋さんの前でふと、私は足を止めた。
そこには、おいしそうに、少し焦げ目のついた、試食用の鮭が置いてあった。
卑しそうに、鮭を見つめる私。

「おばあちゃんが、ストーブで、焼きましてん。よかったら食べてみて下さいな。」

優しい声で、お母さんが勧めてくれたので、私は一口いただく事にした。

「…うーまーいぞぉー!!!!」

その瞬間、ミスター味っこの、味王が、私に降臨した。
絶妙の塩加減、そして、脂ののりが抜群である。
私の中の鮭への概念が、あっさりとひっくり返ってしまった。

「うちの鮭食べたら、他では買われへんで。」

大将の一言で、私は我にかえった。

「大将!1つ、いや!2つちょーだい!!」

今世紀最大にうまいと思われる鮭は、12切れで、二千円ポッキリだった。
私が心なき、邪悪な人間だったら、この鮭を、一切れ300円で転売していたに違いない。
それで売れるくらいのおいしさなのだ。
大将は、おまけに、カワハギロールを一枚私に手渡してくれた。
なんと、うれしい心遣い…

ホックホクになった心と、鮭の脂がこぼれて、ズッルズルになったビニール袋を抱え、私は市場を後にした。

私はその夜、My市場BOOKに、こう記した。

木津卸売市場
Sランクの、称号を与える。 そして、我が人生最高の鮭と出会った。
注意:持ちかえる時、脂でズルズルになる為、今度買うときは、もう一枚、スーパーの袋を持参すること。


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